皆さん、今好きな人はいますか?
今回は、以前ライブ配信でお話した内容の一部を、ブログにも整理して書いてみます。
ここで言っている好きな人は、何も恋人や恋愛関係に限りません。性別も年齢も問いません。家族や子供、友達、先輩、後輩など。どんな種類の好き、でも構いません。
必ずしも仲が良い、という必要もないです。波長が合うとか、なんか心地がいい、何となく気になる、あるいは尊敬できる、といったポジティブな感情を抱く人が、身の回りにいるでしょうか?
いるよ!と明確に答えられる人は、とても幸せな人だと思います。もちろん、そういった人の存在が自身のメンタルに良い影響を与えてくれる、と私は考えています。
高校の友達とは、当時のままだった
私は今、うつ病とパニック障害の療養のため休職中です。メンタルクリニックの医師からは、「無理のない範囲で好きなことをやりなさい」と言われていました。好きなこと?何かしたいこと、あるかな・・・と日々考えていました。
ある日ふと、高校時代の友人の顔が浮かんだのです。もう10年以上会っていない友達です。それでも、思い立ったように、私から連絡を取ってみました。話が盛り上がり、一緒に食事でも行かないか、となったのです。
もちろん、実際に会うとなると大いに不安もありました。友達の前でうつ症状やパニック発作が出てしまったらどうしよう、と。そうは言っても、もう10年以上も会っていなかった友達です。もし症状が出てしまったとしても、その時に打ち明ければ良い。今さら知られたからと言って、リスクはないな、と思い直しました。
多分私の中のどこかに、誰かと会って話したいという思いもあったんだと思います。決して友達の多くない私の中で、ふと顔が浮かんだ友人です。わざわざうつ病やパニック障害であることを打ち明ける気はないけど、たわいもない話をできる友達として思い出したのでしょう。
いざ会って話してみると、これが楽しい。高校当時の思い出話をあれこれ話したり、この10年間何をしていたのかお互いの近況を聞いたり。当時そのままのテンションと言っても良いくらい、何を気遣うこともない。10年間のブランクを感じさせないほど、波長が合うなーと感じて。仲が良いって、こういうことだったな。とても懐かしくて、非常に良い気分になりました。
結局その友人と会っている間には症状が出ることもなく、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。医師が言っていた「好きなことをしなさい」というのは、こういう気持ちいいメンタルになることを言うのかな、とその時気がついたのです。
好きな人と触れられるのは、人生の至福の時
好きなことをしなさい、と言う私の医師のアドバイスはきっと正しいのでしょう。友人と楽しい時間を過ごせたことでメンタルが改善することを実感できたのですから。皆さんは、最近好きな人と触れられていますか?
好きな人と触れる、と言うのは必ずしも直接会える存在じゃなくても良いと思います。好きな芸能人や歌手、スポーツ選手でも良いです。あるいは二次元でも良いと思います。性格が見えるような存在であれば、アニメやゲームの登場人物でも構わないと思います。
自分が好きだとか、心地いいと思える人に触れていられる時間。それは至福の時です。病気かどうかに関わらず、人生にとって大切な時間なんだと思います。病気になる前の私は、そんなことも忘れて過ごしていたように思います。
人間として至極当たり前で、でも非常に大切なこと。そんなことを思い出させてくれたエピソードでした。皆さんも好きな人がいるなら、できるだけ多く、その人と触れる時間を作ってくださいね。その時の良いメンタルが、豊かな人生に導いてくれるはずですから。
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