1日の始まりは、苦しくないですか?
うつ病とパニック障害を持つ私ですが、毎朝起きてすぐは、割と不安感が強くなります。その後薬を飲み、効いてくるまでは少し苦しい時間が続きます。
毎朝そんなスタートなので、憂鬱な気分が抜けきらないまま、1日が始まる。少し苦しいままスタートしてしまう。そんな毎日を過ごしてきました。
モーニングページで毎朝頭がスッキリ
モーニングページとは
朝起きたらまず、その時に感じていること、思っていることをただひたすらノートに書き出しましょう。
たったそれだけで、頭の中からモヤモヤが消えて、想像以上に頭がスッキリする。さらには心の持ち方や、その日1日の行動の仕方が変化するというのです。
これがモーニングページと呼ばれている方法です。アメリカの有名な教育者であり作家であるジュリア・キャメロンさんが提唱した方法です。私は、下記の本からその方法と効果を知りました。
この本には、他にも様々な方法が紹介されているので、気になる方はぜひ読んでみてください。まずは、このモーニングページだけでも実践してみると、少し生活が変わるのを実感できると思います。
モーニングページの書き方と注意点
まずはなんでも良いのでノートを用意します。(一応本では、A4サイズを推奨されていました)あとは、その時頭に浮かんだことを、ひたすら文字に書き起こすだけです。注意点が3つほどあります。
- 朝起きてすぐにノートを書く
- 書いた文章は誰にも見せてはいけない
- 必ず手書きで書く
思ったことをノートに書き出す、というと、日記を思い浮かべる人が多いでしょう。日記だと夜寝る前にその日起きたことを書いたりしますが、モーニングノートは朝起きてすぐに書くことです。
つまり、その日起こったことを書く、というわけではありません。自分の頭の中に浮かぶ思考の流れに沿って、それをそのまま文章に書き出す、だけなのです。
また、書いた文章は誰にも見せてはいけません。これはブログとは大きく異なる点です。ブログのように誰かに見せることが前提にあると、どうしても他人に見せることを意識してしまいます。でも、このモーニングノートは、誰にも見せてはいけない。だからこそ、自分の思うまま、なんなら文章にならなくたって良くて、思い浮かぶまま書き出すのです。
そして、必ず手書きで書くことです。スマホやパソコンでデジタルに書くのではなく、ペンや鉛筆でノートに書き出すこと。自分の思考の流れを感じながら書くには、手書きの速度がちょうど良い。逆に、パソコンなどで書いてしまうと、思考が追いつかなくなってしまうため、なんだそうです。
モーニングノートを書き始めた効果
不安ややりたいことなどが具体的になる
モーニングノートを始めると、自分の思いを文章にすることが出来ます。これにより、頭の中で考えていただけではぼんやりしていた思いに、はっきりと気づくことができます。
例えば、私の場合、こんな文章を書き出していました。
「今日は頭がぼーっとしている。薬のせいかな。」
「あの時不安に感じたのは、きっと××だったからだ。これから□□をしてみよう。」
「そういえば〇〇に行きたいと思っていた。1人もいいけど、誰かと一緒に行きたいな。」
といった感じです。いざ書き出してみると、考えていることの順番とかめちゃくちゃになるんですが、その乱雑なまま書き出して構わないのです。自分以外の誰が見ることもないのですから。
隠れていた思いを発見する
モーニングノートを書き出していくうちに、普段あまり意識していなかった思いに気づくことも多いです。
- 私はこれが苦手だったんだ
- 不安はあのときにも感じていたんだな
- 実はどこかに行きたいと思っていた
- 誰かと会いたいと思っていた
こんな感じのことを、文字にして書き出すことで初めてはっきりと認識することがあります。意外なことに、自分の思いや感覚って、すぐに忘れてしまっているのですね。
全ての思考が、一旦頭から出てスッキリ
ノートは毎朝3ページほど書き出すことが推奨されていますが、これにはさほど拘らなくてもいいようです。まずは無理のない範囲で、とにかく気が済むまで書いてみると良いでしょう。
書き終わると、頭がスッキリする感覚を得ることができます。最初は大変そうだなと思っていたのですが、いざ書き始めると、2−3ページは平気で書けることに気づきました。頭スッキリの感覚が得られるのが快感で、毎朝ノートを書くことができています。私の中では、うつ症状が穏やかになる感覚もあり、本当におすすめの朝活習慣です。
これはもちろん、うつ病の方だけでなく、全ての方にお勧めの方法だと思います。個人差はあると思いますが、このモーニングノートの習慣を始めることで、うつ病の予防や対策となる可能性は十分あると思います。
私の場合、毎朝の苦しさが減ったり、少しポジティブになったり、何かを始める気が起きたりしています。
今後も続けてみてどうなっていくのか。変化があれば記事にして書いていきますね。
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