耳栓するだけで自分の世界に入り込む
パニック障害持ちの私ですが、ひとつ簡単な方法で安心感を得られる対策を見つけました。
それは、耳栓をするだけ。
これだけで、比較的安心することができ、精神を安定させられます。自宅、外出先問わず、耳栓をすることで自分だけの世界に入り込むことができるのです。これに気づくには、いくつかきっかけがありました。
音で疲れやすい体質である
音がきっかけでパニック症状が出てしまった、という経験はありません。ただ、元々音には少し敏感なところがありました。
同時に音が流れているのが不快
例えば、テレビとスマホから同時に音が流れていると、不安・不快に感じてしまいます。どちらかをオフにしなければ、ストレスに感じてしまうのです。
パートナーと一緒に暮らしているので、度々そのような状況になることがあります。しかし、パートナーは何も気にならないらしく、どうやらこの状況は私だけが不快に感じていたのです。
寝ている間も些細な音で起きてしまう
これもパートナーと暮らしていて気づいたことなのですが、睡眠中、些細な音でも目が覚めてしまいます。遠くから聞こえる車の走行音であったり、あるいは廊下を歩く足音など。比較的静かな環境に住んでいるつもりですが、小さな音であっても、気になって目が覚めてしまいます。iPhoneの目覚ましは、マナーモードのまま音がなくても、バイブレーションだけで起きられるほど。
一方、パートナーは爆音の目覚まし音でもなかなか起きないほど。ここまで音に対する敏感さに違いがあるとは、一緒に暮らしていなければ気づきませんでした。
耳栓で聴覚をシャットアウト
耳栓をするだけで睡眠の質が上がった
ここ一年くらいは、耳栓をして寝るようにしています。もちろんその効果はすぐに現れ、何かの音で目が覚めることは比較的少なくなりました。
眠りにつくまでの時間は短くなり、翌朝疲れが残ることは少なくなりました。
日中も耳栓をしてみると効果絶大だった
そこで私は、寝ている時だけでなく、日中も耳栓をしてみたらどうか?と思いつきます。これを実践してみたところ、効果は絶大でした。
仕事でもブログでも読書でも、1人で何かしたい時は耳栓をつけるようにしています。場所が自宅であってもカフェであっても。どこであれ、耳栓ひとつで集中力が段違いに上がります。
さらに、パニック障害への良い影響もあるように感じています。目の前の作業への集中力が上がることで、その時間は余計な心配・不安になることが少なくなったのです。
完璧に不安がなくなるとまでは言わないものの、自分の世界に入っている、という安心感があるのです。
少し壁を作ってあげることで安心できる
私の場合は聴覚がやや過敏なので、耳栓が大きな役割を果たしているのでしょう。
同じようにパニック障害に悩まれている方へアドバイスできるとすれば、何か道具を使ってでも、他人と自分を隔てる壁を作る。耳栓でなくとも、何らかの方法で少し壁を作るだけで、安心感が増す可能性は十分あると思います。
以前のブログ記事で紹介したプロ野球の小谷野選手も、同じようにうまく壁を作る対処をしていました。それは、1人で電車に乗る際、パニック症状が出ないようにサングラスをかけていたようです。これは視覚を少し遮断することで、壁を作ることで安心感を得ていたのではないでしょうか。
視覚や聴覚がどれくらい過敏なのか、自分で分かる方は少ないと思います。とはいえ、耳栓やサングラスといった簡単にできるものは、一度試してみる価値はあると思います。
パニック障害サラリーマンおすすめの耳栓
大してこだわりはないのですが、私が使っている耳栓をご紹介しておきます。
指の腹で潰してから耳に押し込むタイプの耳栓です。基本は使い捨て用、だと思います。
アマゾンでいつでも簡単に買えるので、気になる方はぜひ一度試してみてください。同じように悩んでいる方へ、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。コメントや質問など、いつでもお気軽にくださいね。
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