うつ病とパニック障害の診断から、1ヶ月ほど経ちました。この1ヶ月間の苦悩と、ぼんやりとした私の考えを書きます。
まだまだ治療中の身ですが、何か伝えたくて書きます。思いつくまま書くので、その点はお許しくださいね。
毎日ジェットコースターのような浮き沈み
何度も良くなっては落ち、良くなっては落ち、の繰り返しです。さっきまで80点だったのが、急に20点なんてこともザラです。
ある程度想像できていましたが、焦っちゃうんですよね。パニックになったり、不安になったり、うつ状態になったりすると。想像以上に激しい、かつて経験したことないレベルの浮き沈み。これは病気の症状なんだ、とわかっているはず。
なのに、ふと自責の念も出てきます。私が弱いからじゃないか、と。そんなわけないんですけど。病気の症状なんですけどね。落ちる自分がいることも、ブログに残しておきたくて。オープンにしておきたくて、書いてみました。
それでも想像していたより悪くない今の生活
落ちてしまった後、またしばらくして落ち着いてきて。そんな時に、今の生活について、ふと考えたことがあります。
最初は絶対に治したい、元の生活に戻るんだ、なんて考えてました。でも今は、少しだけ変化してきました。この先も今のまま病気だったとしても、そんなに悪い人生だろうか?と。
発症前の人生は、そんなにも楽しくて後悔のない人生だったのか?
元の生活に憧れを抱くのは間違っているのでは、と問いかけました。私の答えは、元の生活にそのまま戻るのは嫌だ、でした。ひとつのヒントは、今の方が楽しめていることもある、ということ。
例えばブログやTwitter。あるいはモーニングページもそう。いずれも、自分の思いを文字にして残すこと。
これが想像以上に私のメンタルに良い影響を与えています。これまで吐き出すことが少なかったんだな、と振り返っています。
あるいは公園でひなたぼっこするとか、自然の中を散歩すること。こんなに手軽に幸福感を高められることがあるなんて、以前の私は知りませんでした。病気のせいで外出が辛いことも多いですが、それでも行けた時は非常に気持ちよくて幸せです。
元の生活には、ストレスが多かったんだと思います。それに対して、心から楽しめることは、極端に少なかった。それをうつ病とパニック障害になって、やっと気づくことができたんです。バランスの悪い生活をしていたな、と。
もし以前のまま人生を進めてしまえば、きっと私は後悔するでしょう。
人生を終える時、何のための人生だったのか、と。私はこの人生で、何をしたかったのか、と。
10年後の私から見たらどうか
これは、私が大きな決断をする時に、いつも使っている考え方です。10年後の自分から、今の自分を見るんです。
今の自分に何とアドバイスするだろう。どういう選択を応援してくれるんだろう。どうやって背中を押してくれるだろう。
10年後の私が言うことは、いつも一貫している。既成概念を突破して、新しい方向に進みなさい、と。
過去の経験や居場所は、何もかも関係ない。今の常識なんて、時代が変わればすぐになくなってしまうんだ。
今進みたい方向に、心の赴くままに、道を切り拓いてみなさい、と。
本当にやりたいことを出来ているか?
皆さんはどうでしょう?今の生活で、あるいは病気になる以前の生活で、それで人生満足ですか?
少なくとも私のやりたいことは、まだ今の知識の外にあるはず。だって、この1ヶ月でまさに、想像していなかった楽しみを見出せているから。
まだ知らない世界が、たくさんあります。でもそれは、知ろうとしないと出会えない世界。
きっとどこかに、まだやるべきことが残されてる。それは必ずしも壮大なことではなく、一日中ひなたぼっこするレベルのことかもしれない。でもそれが幸せでやりたいことならば、私はその道を選びたい。
なにも世界を変えるようなヒーローに憧れているわけではなくて。まだ気付いてない楽しみや幸せが、たくさんあるような気がして。誰かが敷いたレールの上を歩くのは、歩かされているだけだ。自分でレールを敷くのが、真の幸せなんじゃないでしょうか。
あなたが幸せだと感じるなら、それが正解です。それだけが正解です。
未来は真っ暗。でも安心してほしい
将来の不安を抱くこと、ありますよね?私もそうです。うつ病やパニック障害だと、不安が強くなるので余計に辛いですよね。
でも、未来は真っ暗なんです。いつも、誰に対しても。
私は、未来が明るい人って実はいない、という考え方をしてます。10年後どころか、5年後、いや1年後の世界を誰か予言できますか?出来ないなら、真っ暗なんです。未来は誰もわからない。
真っ暗でいいんです。見えなくて大丈夫。それが当然だと思えば良いんじゃないか、って。真っ暗だから、実は皆怖いんです。でも、意外と大丈夫。
それも日本に生まれただけでかなり幸せ。割とどうなっても、生きていられます。明日誰かに銃で撃たれる可能性は、ほぼゼロでしょう。
子供の頃って、暗い部屋が怖くなかったですか?あれと同じだと思うんです。幽霊がいるかも、なんて勝手に怯えているだけ。明かりを灯せば、ただ自分の部屋があるだけです。
だから、真っ暗のままでも、今の場所から1歩だけ進んでみましょう。何かひとつだけ、昨日より進めてみましょう。1歩進むことができる。その感覚を大事にして、更にまた1歩だけ進む。もし後ろ向きに進んでしまっていると分かっても、それで良いんです。そしたらまた、1歩戻ればいいだけですから。
何か変えたいなら、1歩進む。怖くていい、怯えてていいから、1歩進みましょう。
私も同じです。病気は怖いし怯えてます。でも、昨日よりちょっとだけ楽しそうな方向を探して、1歩だけ外へ。
大丈夫、大丈夫。ゆっくり、少しづつ。
昨日の居場所から1歩だけ外に出る勇気を、あなたにも。
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