うつをお酒でごまかすのは今日で終わりにしよう

うつをお酒でごまかすのはNG うつ病

注意:お酒好きな人は読まない方が良いかもしれない

お酒、アルコールが好きな方には少し厳しい内容を書きます。「本当に良くなりたいなら、お酒をやめた方が身のためです。」ということを述べます。ただでさえ何かしらメンタルにお悩みのあなたが見るには、あまりに耐え難いかもしれない。それでも私は、誰かのためになるなら、と思って書こうと決意しました。どうしてもご覧になるのであれば、お酒を止める覚悟を持って、どうか心してご覧ください。むしろ、そんなあなたにこそご覧いただきたい記事だからです。


私はうつ病とパニック障害を発症して以来、Twitterを開設しました。同じように、メンタルでお悩みの方と多く繋がるようにしています。何か有益な情報が得られるかもしれないと期待して始めたのです。もちろん有益な情報も日々頂いており、フォロワーの皆様には感謝しています。また、同じような症状で苦しんでいるのは自分だけではない。そんなことを感じられて、少し勇気をもらったりしています。ただそれと同時に、もう一つ気になっていることがありました。

「皆さん、お酒はどうされてますか?」

これは、私のTwitterのタイムラインでも、度々見かけるツイートです。それも、様々な方からのツイートです。うつ病やパニック障害などになってしまった後も、変わらずお酒を飲んでますか?ということを聞きたいのでしょう。

こう聞いている方も、ある程度答えはわかりつつ聞いているんじゃないかと思って見ていました。本当はダメなんじゃないかと思っている。でもお酒を飲む自分を許したい。だから、同じような症状の方の中に仲間がいて欲しい。そう考えているのではないでしょうか。


最初にも書いているのでもうお分かりでしょうが、念のため私からのリプライをここに記します。「お酒を飲まない方が身のため」です。

まず「医師に指示を仰ぐ」こと

もちろん、医師の指示に従っていれば良いです。医師から飲酒OKだと言われているならば、おそらく問題はないでしょう。しかし、何かしらメンタルにお悩みの方は、医師からお酒を禁止されていたり、控えるように言われている方がほとんどなのではないでしょうか。

自分はお酒が大丈夫なのかはっきり認識できていない方や、飲酒して良いのか気になる方は、Twitterではなく、病院で医師に適切な助言を求めてください。自分は飲んでも症状が変わらないから大丈夫、などと自己判断は危険です。それに、医師からのお墨付きがあった方が、後ろめたさもなく飲めるのですから。


先ほどのTwitterの質問に対するリプライ(返信)は、「お酒全然やめてませんよ」「毎日晩酌してます」などと、まるで一緒にお酒を飲みましょうとでも言わんばかりのリプライの多いこと。私は非常に驚いたのです。それはちょっと無責任なリプライなのではないでしょうか。仮にその方は飲酒してもOKなのだとしても、質問者に飲酒を勧めるようなコメントをするべきではないでしょう。


なぜ私が、ここまでお酒を危険視しているのか、ここから説明していきます。

うつ病・パニック障害に対するお酒の危険性

インターネットで調べれば、すぐに出てくるような話です。それでも、ここで触れておかねばいけないと思います。あなたにとって、お酒がいかに危険なものか、挙げていきたいと思います。

薬の相互作用を増幅させてしまう

お酒に含まれるアルコールは、実は一種の薬だと見ることもできます。それは決して、アルコールで症状が良くなりますよ、と言いたいわけではありません。薬の併用には、飲み合わせに十分気を付けなければいけないのはご存知でしょう。薬剤師さんはいつもそれを見るために、お薬手帳をつけたりしているのです。


にも関わらず、あなたは薬を飲みながらお酒を飲んでしまうとどうなるか。あなたがいつも服用している薬の効果が、不安定になってしまうのです。場合によっては、アルコールが思わぬ危険を引き起こす可能性すらあります。簡単に例えるなら、風邪をひいて風邪薬を飲んでいる時に、お酒を飲んだら症状が悪化するのはわかりますよね?メンタルの症状であっても、同じことなのです。


じゃあ、お酒を飲む時は薬を飲まなければ良いのか?当然それも誤りです。お酒を飲むために薬を飲まないなんて、本末転倒ではないでしょうか。さらに言えば、薬を飲んでいないとしても、お酒には他にも危険性があります。

メンタルを悪化させる

お酒を飲んでいる時、あなたは気分が高揚し、不安が少し解消されたような気分になることでしょう。しかし、その状態は一時的なものです。翌朝からはそれ以上に反動が来てしまい、お酒を飲む以前よりも症状が強くなることがあります。そうなると、メンタルは一層悪化していきます


酔いが覚めた頃にうつ症状が強く出たり、パニック発作や予期不安、その他メンタル症状が強く出てしまった経験はないでしょうか。ちなみに、これは私自身経験があります。心配だからとわざわざ事前に頓服を飲みつつ、お酒を飲んで楽しいひと時・・・のはずが、翌朝には反動がやってきました。その後1-2日間くらいは、酷いうつ症状とパニック発作に襲われました。もうこんなことはするまいと、心に誓った出来事でした。

睡眠の質が低下する

メンタルでお悩みのあなたは、もしかするとなかなか睡眠できずに苦しんでいるかもしれません。少量のお酒なら、眠りに入りやすくしてくれる。そんなことを聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか。でも、これも誤りなのです。


確かにお酒で早く眠りに落ちる感覚は得られるでしょう。しかし、お酒が入った身体の睡眠は浅いのです。つまり、質の悪い睡眠しかできなくなってしまいます。これでは、せっかく眠りについても身体が回復してくれません。睡眠の質が低下すれば、もちろん健康に悪影響であることは十分理解できるでしょう。そうすれば、心身ともに不健康となるリスクがあるのは、もうお分かりでしょう。

アルコール依存症を誘発する

一時的な快楽のため、あるいは睡眠導入としてお酒を飲む。そんなことを続けていると、お酒を飲むことが習慣化してしまい、飲酒量はどんどん増加していく。これは危険なサインです。アルコール依存症と言うと、真昼間からお酒片手にふらついているような人を想像するかもしれません。しかしもっと広い意味では、アルコールの影響で社会的問題があれば、依存症は始まっていると言えるそうです。


医師に止められているにも関わらず、お酒を止めることができないならば、それは依存していると言えるでしょう。もう自分の意思で飲酒をコントロールできない状態ならば、それも含めて医師に相談しましょう。ここまで言うのは、精神障害はアルコール依存症を誘発することがあるからです。特にうつ病とアルコール依存症との併存率は高いと言われています。


あなたが少しでも思い当たるのであれば、しっかりと医師と相談しましょう。なにも自分1人で解決しなくて良いのです。恥ずかしがることでも、後ろめたいことでもありません。これも一種の病気なのですから。医師に適切なアドバイスを求めること。もしアルコール依存症であれば、それも一緒に少しづつ治すことに努めましょう。


いかがでしたでしょうか。うつ病の辛さは、当事者である私もよく理解しているつもりです。孤独で感情の失われた生活が続く中、一時的にでも楽になれるのならお酒を飲みたい、という気持ちもわからなくはないです。でも、お酒でごまかすような生活は、もう今日で終わりにしませんか。お酒を飲み続ければ、このままの生活が続くどころか、悪化するリスクも高い。逆にお酒を止めて少しでも症状が軽くなれば、それだけ出来ることも増える。新しい楽しみが増えるかもしれませんから。


今回は少し厳しい口調だったかもしれませんが、お許しください。それだけお酒には危険性があるということです。それと、アルコールがダメならコーヒー?という発想も、特にパニック障害の方には危ないです!こちらもよかったら、下の記事をご覧くださいね。

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