精神科・心療内科は怖い?行く基準は?何を話す?

医者からはパニック障害との診断 メンタル全般
  • メンタルが悪化していると感じるけど、まだ病院に行くほどではない?
  • お医者さんに相談したいけど、なんか怖い・・・
  • 精神科なんて行ったら人生お終いなんじゃないか?

精神科とはどんなものなのか?私が行って良いところなのか?そんな二の足を踏んでお悩みの方に、私の実体験から紹介と思います。

病院は全く怖くないどころか、拍子抜けする

何かしらメンタルに不調を覚えたら、精神科や心療内科、あるいはメンタルクリニックと呼ばれる所へ行くことになります。よくわからない精神科へ最初に診察へ足を運ぶのは、やっぱり怖いと思います。私もそうでした。ちなみに、今はメンタルクリニックへ通院していますが、その実態は、内科と何も変わりません。つまり、心配無用です。極端な心配の例を挙げますが、以下のようなことはありません。というか、あり得ません。

  • マッドサイエンティストのような狂った異常な精神科医
  • 必ず精神的な病気と診断され、薬漬けにさせられて抜けられない
  • 泣き叫び荒れ狂う患者ばかりの待合室

そんなどころか、何せ本当に普通です。きっとあなたは拍子抜けするでしょう。そこらの内科と何も変わりません。私の通院している所の実態はこうです。

  • とても穏やかな精神科医
  • 丁寧な問診と慎重な診断
  • 至極落ち着いた患者ばかりの静かな待合室

この点はまず安心して良いでしょう。

何科に行けばいい?

精神科、心療内科のうち、どちらに通院するべきなのか。判断が難しいですよね。一応それぞれ違いはあるようです。心配であれば、最初は下記を選べば良いと思います。

  • 精神科と心療内科をどちらも掲げている病院

私が通っている病院としても、「メンタルクリニック(精神科・心療内科)」と表記されています。統計的に見たことはないですが、精神科・心療内科はどちらもカバーされていることが多い印象です。また、病院とメンタルクリニックの違いについても、最初から意識する必要はないでしょう。入院できるかどうか、くらいの違いだと思っておいて良いと思います。もしその必要があれば、メンタルクリニックから病院へと紹介されるはずです。

病院へ行く基準は?

精神科や心療内科へ行く基準について、病院やメンタルクリニックのHP上にチェック表が公開されていることもあります。こんな症状が続いていたら、通院を検討してくださいね、と親切に案内が出ていることもあるでしょう。


ただ、私の考えとしては「迷ったらすぐに行くべき」です。あなたは風邪っぽいなと感じた時、内科に行って良いのかどうかを考えることはないでしょう。行くか行かないかは、自分の症状の感覚やスケジュールで決めますよね?そして、風邪の場合、早めに診察を受けて対処するのが一番効果的であることは、言うまでもないでしょう。精神的な病気でも、同じことだと思います。症状が重くなる前に、早めに相談に行くのが良いのです。


精神科や心療内科は、あなたが心配するほどハードルの高い病院ではありません。普通の内科と何も変わらないのです。ちょっと心配だな、と思ったら、例え病気でなかろうと、相談しに行って良いのです。むしろ、このブログを読んで迷っているくらいなら、もうすぐに行くべきです。病気でないと言われれば、それで安心できるでしょう。あるいは病気だと診断されたなら、病気を見つけられてラッキーだと思えば良いです。風邪と同じで、治すには医師の指示に従えば良いだけなのですから。

診察では何を話す?

診察の実態の前に少しだけ触れておくと、精神科は待ち時間が長いことが多いと聞きます。私の通院しているメンタルクリニックも、予約制ですがいつも少し遅れがちです。一人ひとり丁寧に診察されているのと同時に、それだけ通院している人が多いとも言えるでしょう。だからこそ、何も心配なく通って良いのです。安心してください。予約できるようであれば、予約してから行くと良いでしょう。

では本題ですが、診察では何を話しているのか。これも、内科の診察を想像してもらえれば大きく違いはありません。最初に問診票を書いて、その後医師からの問診が始まります。問診内容は多岐に渡りますが、ざっとこんな感じです。

  • どんな症状が出ているか
  • いつから症状が出ているか
  • 過去に同様の症状はあったか
  • 何かきっかけはあったか
  • どんな時に症状が出るか
  • 親族で精神疾患を持つ人はいるか
  • 職業は何か
  • 食事や睡眠は取れているか
  • 何か他の病気で治療を受けているか

私の場合は、初診は40分程度問診が続いたと思います。医師から受けた質問に答えていく。そこで医師は精神疾患に該当するかどうかを診察していく。何らかの特徴的な症状だと思われれば、病名を診断されることでしょう。もちろんすぐに確定せず、経過観察という判断になることもあるでしょう。


私の場合は初診時から、パニック障害であること、うつ状態でもあることを診断されました。さらには、休職を勧められました。診断書もすぐに書ける、と。しかし私は、その覚悟をできていなかった。何より仕事を続けたかった。なんとか薬だけもらって少し頑張ってみる、と言いました。ただしこの時、専門家である医師の判断が正しかったのは言うまでもありません。初診から休職まで2週間ほど足掻いてみたのですが、結局は色んな方からの後押しもあり、休職を決意できました。


今も休職中で、治療に専念しています。そして今は、医師の言う通り、いち早く治療に専念しておくべきだったと考えています。


初診以降の診察も、基本的には同じような感じです。

  • 症状の経過はどうか
  • 処方した治療薬の効果はどうか
  • 食欲や睡眠はどうか

初診ほど聞かれることは多くないので、診察時間は短くなっていくでしょう。逆に言うと、気になることがあれば、メモしておくと良いです。私も日々の変化や疑問などをメモしておき、毎週医師に相談しています。こんな時に調子が悪くなった、とか、なぜか早朝に起きてしまう、など。


いくら自分に起こっている症状とはいえ、最初から精神疾患について詳しい方は少ないでしょう。そのため、些細なことでも医師は丁寧に答えてくれるはずです。少しでも不安に思うことは、遠慮なく相談すると良いと思います。


いかがでしたでしょうか。内科と違って、子供の頃からあまり馴染みのない精神科や心療内科、メンタルクリニック。よくわからないものに恐怖を抱くのは、人間として当然です。このブログで、その実態は全く怖いものではないと伝わり、少しでもハードルを下げられたなら幸いです。精神科に限らず、どんな病院であれ、気軽に相談しに行って良いものだと思いますよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました