うつ病・パニック障害で休職を決意できた3つの言葉

パニック障害で休職 メンタル全般

うつ病やパニック障害だと、医者からは会社を休むよう勧められることが多いでしょう。今の私の結論としては「絶対に休職するべき」だと考えています。それも可能な限り、早い段階で休むべきだと思います。


私も、決意に至るまでには数週間の葛藤がありました。

精神疾患であることを受け入れられない

一度うつ病やパニック障害の症状が出ると、仕事がまともにできない状態となるでしょう。それどころか、強烈な動悸と不安感に襲われ、呼吸するのもやっと。


そんな状態を度々経験したので、サラリーマンとしては当然、仕事をどうするべきか悩みました。薬のおかげで、激しい動悸を伴うパニック症状は少なくなりつつも、不安を強く感じる場面は多々ありました。


それでも私は発症から数週間、なんとか仕事をしようともがき続けました。


「今は辛いが、まだ何とかなるんじゃないか。」
「会社を休めば、誰かに迷惑をかけてしまう。」
「もし休職したら、私の将来はどうなってしまうのか。」


そんな思いや考えから、なかなか休職に踏み込めずにいました。それは言わば、パニック障害である自分を受け入れることが出来ていない状態でした。

仕事が手につかず、症状は悪化の一途

いくら薬を飲んでいても、通常通りの仕事をこなせない自分に気づいてしまいます。それどころか、そんな自分に対して更なる不安を呼んでしまう。


「こんなはずではないのに。もっと出来るはずではないか。」


そんな自分を責める考えが、一層うつ病やパニック障害を悪化させていることに気づきました。いくら仕事を休みたくなくとも、このままではいけないことはわかっていました。

上司への報告

医者には通院のたびに休職を迫られ、その度にまだ働きたいと言い続けました。しかし限界がきていることに気づき、なんとかしたい一心から、上司へ報告しようと決意しました。


この時はまだ、仕事を休むとか休職とか、そんなことは考えていませんでした。まずは上司に状況を伝え、仕事について相談したいと考えたのです。


自分の症状や通院の状況、仕事が手につかなくなってきていることを伝えました。上司は冷静に話を聞いた上で、仕事は気にせず、まずは休んでみるようにアドバイスしてくれました。結局、医師から見ても、上司から見ても、休むべきだという見解は一致していたのです。


うつ病とパニック障害を併発している自分自身の意思に、今は頼るべきではない。第三者である医師や上司の判断を信じるべき時だ、と冷静になりました。

休職の背中を押してくれた3つの言葉

それでも私は、休職することへの抵抗を感じていました。会社員、サラリーマンであれば、誰しもそうでしょう。まして、転職して1年も経たない私にとっては、大きなハードルでした。


それでも今、治療に専念しようと決意できたのは、医師と上司のおかげです。何度も相談に乗っていただき、会社を休むことへのハードルを下げてくれた言葉を3つ紹介します。

「スポーツ選手の手術みたいなものだと考えれば良い」

パニック障害であれうつ病であれ、誰しもなり得る病気。それで休むことに抵抗を感じる必要はないことを、スポーツ選手に例えて話をしてくれました。


スポーツの怪我と違い目に見えない病気ですが、同じように捉えることが出来れば、治るまで休むことは至極当然である、と。


スポーツ選手なら、怪我の治療に専念することも仕事です。サラリーマンとしては、会社を休むべき時がきているのだと痛感しました。

「将来のことは誰しも不安。誰にもわからないから、気にしないで良いんだ」

休むことへの抵抗の一つが、休職期間です。2、3日休めば良いのであればそれほど抵抗はないでしょうが、パニック障害の治療には何ヶ月かかるのかもわからない。ちゃんと復職できるのだろうか。私はどうなってしまうのだろうか。


そんな不安への回答がこの言葉でした。決して突き放した言い方ではなく、病気であろうがなかろうが、誰しも将来のことはわからないのだから大丈夫だ、と私に寄り添った言葉でした。


確かにその通りであり、先々どうなるかを考えても、誰もわからないのだから仕方ない。今は休むべき、ただそのことに集中するべきであること。


休職後の将来への不安を感じていた私にとって、一つ視点を変えることができた言葉でした。

「人生、仕事だけではない」

こんな当たり前の言葉が?と思われるかもしれません。しかし、私にとっては、あまりに突き刺さる言葉でした。


私はワーカホリックであり、これまで働き過ぎてきました。


それは前職から含めてであり、転職後は一層、休み返上で(勝手に)働いてしまっていました。無意識にも、それが良いこととさえ思って生きてきたのです。


休みには何をしたら良いのかわからないほど、仕事が趣味とも言える状態。と同時に、仕事しかない人生への息苦しさを感じてきたこともまた事実です。自分自身の内なる声に、耳を傾けていなかったんだと反省しています。


人生の過ごし方を考えさせられる言葉でした。いったん仕事から離れて、これから少しゆっくり、余暇を過ごしてみたいと思います。


私が救われた言葉についても紹介しています。よかったら合わせてご覧くださいね。

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